日本における幼児教育の収益率:全国的拡大期を使った推定値

掲載月日

2024年05月14日

概要

Education Economics誌より、日本における幼児教育の内部収益率の新たな推定値を示す論文を出版しました。日本で1960年から1980年にかけて、幼児教育が全国的に拡大したことを踏まえ、高校卒業率と大学進学率、全国の賃金統計、政府の財政資料を利用して、男性の就学前教育に対する社会的収益率を計算しました。結果として、就学前教育の社会的収益率は5.7%から8.1%の範囲でした。田中隆一(東京大学)との共著です。
書誌情報
Akabayashi, Hideo, and Ryuichi Tanaka. 2024. “The Rate of Return to Early Childhood Education in Japan: Estimates from the Nationwide Expansion.” Education Economics. 1-18. https://doi.org/10.1080/09645292.2024.2346773.

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