International Workshop on Child Well-being in East Asia(Peking University)
開催日程
2019年1月11日
概要
こどもの機会均等研究センター(CREOC)では、子供の成長や行動と親のもつ資源(所得などの金銭的な資源と学歴などの非金銭的資源)との関連を明らかにするため、東アジア各国(中国・韓国)、そしてアメリカと日本のデータを用いた比較研究を進めています。
2019年1月11日には、北京大学社会研究センター(Center for Social Research of Peking University)にて、International Workshop on Child Well-being in East Asiaという研究会が開催されました。この研究会には、中国、アメリカ、日本から経済学、社会学、人口学の分野の研究者が参加し、中国や日本のパネルデータを用いた研究報告を行いました。日本からは、CREOCセンター長の赤林英夫に加え、CREOCの3名の研究員が参加し、研究報告と意見交換を行いました。
また、この研究会では、社会学における世界的権威であるPrinceton UniversityのYu Xie教授が中心となって作成した中国のパネルデータであるChina Family Panel Studies(CFPS)の特徴について意見交換も行いました。この研究会を通じて、今後の比較研究を進めるうえでの貴重な知見を得ることができました。
なお、今回のワークショップで発表された研究内容は科学研究費助成事業(基盤研究(S))16H06323「経済格差と教育格差の長期的因果関係の解明:親子の追跡データによる分析と国際比較」による助成を受けています。